ディジェスティフを理解すればフレンチのフルコースを食した翌日は辛くありません

宴会をフレンチで行う

会社などの宴会をフレンチに決定したら、予算の都合が付けば是非フルコースを頼んでみましょう。
しかし中には、宴会は刺し身・魚介類などの和のテーストこそ良しとする風土が根付いているかも知れません。
とは言えグルメには関心が薄い人でも、フレンチのフルコースを堪能した経験を一度や二度はしているけれども失念したという人はいるかも知れません。
例えば親族の披露宴などで招待された場合などで、フレンチが振る舞われれば手を付け無い訳にいかない事もあるでしょう。
何故ならフレンチと言えども、日本でのフレンチでは日本人の舌を十分に研究して作っているからです。
確かにフレンチを出すお店の中には、老舗中の老舗ともいえる格式高いお店もあるのでしょう。
しかしもっとリラックスして楽しめる、カジュアルなフレンチレストランもあるので、フォークの使い方やマナーと言った暗黙のルールにがんじがらめになる事はありません。

フレンチ料理のフルコース

さてフレンチの料理のフルコースは、料理を出す流れがある程度決まっています。
例えばある程度フォーマルなフレンチで、フルコースであれば、まずは突き出しを意味するアミューズから始まります。
これは日本の居酒屋などで座席に座ると、突き出し、あるいは突き出しの一皿として出されるものです。
このフレンチでは食前酒を味わう為に、出されるという説が有力です。
続いて前菜を意味するオードブルから始まり、スープ・魚料理のポワソンへと続きます。
この段階でオードブルという言葉はフレンチでなくとも、日常的に使用されています。
スープは透明性の高いコンソメスープか、クリーム系スープのポタージュスープというケースが一般的の様です。
その後も幾つかの美しくも美味しい料理が出され、カフェ・プティフールでは珈琲と焼き菓子などのセットが提供されます。
ここまでの料理を食すと、お腹も一杯になります。
ここでこのまま席を立ち休むよりも、フレンチでは消化をバックアップするディジェスティフが振る舞われることになります。
日本人の感覚からすると、ここでお酒が振る舞われるということは今のところ普及していない様です。

フレンチもいいけど和の宴会も魅力的!

ディジェスティフで腹ごなしをしよう

しかしフレンチでの感覚は独特であり、甘みの強いアルコールか、あるいは度数の高い酒が提供されます。
日本でフレンチを食す事は一般的になり、食欲を増進させるための食前酒を注文される事は普通のことになりました。
しかしながら珈琲とお菓子でくつろいだ後に、食後酒としてディジェスティフをオーダーするまでには至っていません。
ところが日本ではディジェスティフを、飲み足りない人へのサービスと捉える人もいて、ワインはもとより、ブランデーを飲む人も少なくありません。