一般的なアペリティフ
アペリティフはフレンチのフルコースが始まる前に楽しむ食前酒のことで、宴会の席なら、みんなが集まるまでの時間に三々五々集まってきたメンバーで寛ぎながら軽くアルコールを頂いたり、乾杯の音頭とともに一斉にいただくお酒としても活躍します。
宴会の席で一般的なアペリティフとしては、お祝いの席にもピッタリで場も盛り上がる、シュワシュワした泡が美しいシャンパンや白ワインや赤ワイン、リンゴを醸造したスパークリングワインであるシードルのほか、まずはビールということでビールでもかまいません。
立食のパーティーなら、専用のグラスに注がれたシャンパンが用意されたり、一人一人に配られ、ビールやワインもグラスと伴に用意されてウエイターに注いでもらうか、ご自身で注いで手に取り、乾杯へと臨みましょう。
着席スタイルの宴会なら、ウエイターが各自を回って何がいいかオーダーをとってくれます。
もちろん、飲めない方やハンドルキーパーを引き受けた方、車でいらした方などはノンアルコールのソフトドリンクで問題ありません。
定番のアペリティフ
本場フランスでの定番のアペリティフといえば、カシスリキュールを白ワインで割った赤紫色が美しいキールか、カシスリキュールをシャンパンで割ったキールロワイアルが人気です。
本格フレンチのお店やバーテンダーがいるお店、カクテルが選べるお店であれば、キールやキールロワイヤルをオーダーすると粋です。
お酒に弱い方ならカシスリキュールをアイスレモンティーで割った、アルコール分を抑えられたルジェカシス・ティーもおすすめです。
お酒を飲めない方のアペリティフ
アペリティフは食前酒の意味ですが、お酒が飲めない方やお酒を控えている方、お車でいらした方や、参加者を送迎するハンドルキーパーを引き受けた方は食前酒ではなく、ソフトドリンクで乾杯したり、仲間との語らいのスタートを切りましょう。
定番のオレンジジュースやウーロン茶でもいいですが、シャンパンなどを手にしている周囲に合わせてお洒落に決めるなら、ちょっと工夫した見た目にもお洒落なドリンクがあると嬉しいものです。
今流行の炭酸水にレモンスライスを浮かべたレモンウォーターや、オレンジジュースと炭酸水を合わせて、カットオレンジを飾ったスタイルの見た目にもお洒落なドリンクや、レモンジュースと炭酸水を混ぜ、ミントの葉とスライスレモンを入れたノンアルコールのモヒートなどが用意されていると、気の利いたレストランだと思わせます。