デセールとは？
食後に出すお菓子やスイーツの事をデザートと言いますが、それのフランス語版がデセールになります。
フランス料理は基本フルコースで出す場合日本の懐石のような順番があります。
最初は前菜でお腹を軽くほぐして、その後スープや魚料理や肉料理とサラダで舌鼓を打ちます。
そして最後に出るのがデセールというわけです。
基本的にはその場で、出されることも多いのですが、品格の高いお店の場合には、なんと別室に連れて新しく料理を出すというのですから、すごいところです。
今回はその説明を行っていこうと思います。
2度もデザートが出る事がある。
日本人の感覚では、デザートと言えば1度しか出ないものですが、フランスでは二度出る事があります。
つまり、軽いデザートという意味のアヴァン・デセールというものが出て、本物のデザートの前哨戦になります。
この両方のデザートが優秀なシェフが腕を競うので、フランス料理を食べる時は楽しみにしてほしいものです。
どのようなデザートが出るかと言えば、ソルベやジュレといったいわばシャーベットの様な物や、マカロンなどの簡単なお菓子が出て、デザートのメインディッシュが出るというわけです。
そのメインディッシュの内容は、創作料理の側面が大きいです。
その季節に合った果物を使って、お菓子とソースでデザインするものもあり、お皿とスイーツのコラボレーションを楽しむ事が出来のもいいものです。
甘いお菓子を食べながら、楽しい時間を過ごしていく事をお勧めしたいです。
デセールの魅力
こうしたデセールに対する思いを見ますと、フランス人のお菓子に対するこだわりが見えてくるのではないのでしょうか。
そもそもパティシエという言葉がフランス語であることからも、それが読み取れそうです。
なお人によっては、甘いものが苦手な方もいらっしゃいますが、そのような方はシェフやパティシエに前もって伝えるといいでしょう。
パスする事も出来ますし、メニューを飛ばしてくれることもあるようで、この辺りは日本のおもてなしの心に通じるものがあります。
また、フランスで食べる場合と日本で食べる場合も出すものに違いがあります。
例えばフランスでは洋風のものが多いのに対して、日本の和風とうまくミックスさせています。
小豆や抹茶などを使っている事もあって、どうせならば和風を取り入れているパティシエの料理が食べたいという声もあります。
フランス料理を食べに行くときは、こういった側面を考慮して楽しむとよりよいフランス料理巡りが出来そうです。