どんなスープが出て来るのか楽しみな宴会フレンチのフルコース

コンソメなどさっぱり系

宴会で着席スタイルで本格的なフレンチのフルコースを楽しむ場合には、前菜などに続きメインに入る前にスープが登場します。
汁ものには食欲増進の意味合いもあり、するりと入る飲み物の塩気や素材の旨みを堪能しながら、次に出てくる料理への期待を高め、胃腸を刺激して胃腸もメインディッシュを受け入れる準備をしてくれます。
胃腸の準備という意味やこれからフルコースで魚や肉のメインやデザートを食べ進めていくうえでは、やや軽めのほうが安心な方もいるかもしれません。
そんな方をホッとさせてくれるのが、澄んだ見た目も美しく。
さっぱりテイストのコンソメスープです。
もっとも、コンソメにはそのレストランごとのこだわりがあり、野菜などのフォンドボーやチキン、牛骨など様々な出汁の旨みが詰まっています。
時間をかけて旨み成分を抽出し、透明になるまで丁寧に漉し、絶妙な塩加減などで味付けしたコンソメは、軽くパセリなどの薬味がふりかけられたシンプルタイプと、スライスした玉ねぎやコーン、夏場などはキュウリやトマトが入っていたり、星形の人参が浮かべられるなど遊び心がある場合もあります。

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ポタージュなど濃厚系

とろりとした食感でお腹も満たされ、濃厚な味わいが好きな方に楽しみにされている方が多いのがポタージュです。
コーンポタージュが王道ですが、季節やお店によってカボチャや人参のポタージュや、ポテトやサツマイモを使ったポタージュが登場することもあります。
コーンと並んで、カボチャを使ったパンプキンポタージュも人気の1皿です。
また、季節によっては海老や蟹などの殻をミキサーで砕いて旨みを抽出した、オレンジ色のビスクスープが味わえることもあり、洗練された魚介の旨みが楽しめます。

夏場に楽しめる冷製スープ

冬場には体を温める作用もあって喜ばれるスープですが、納涼会など夏の宴会で温かいものが出てくるとちょっと飲む気がしないとか、季節感がないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、その点はフレンチコースでも考えられており、夏の時期には冷製スープが供されることが多くなっています。
ビシソワーズが代表的な例で、ジャガイモを潰してすりおろした玉ねぎやブイヨンなどで味付けをし、冷やしていただくポタージュです。
キンキンに冷やしたガラス皿やグラスなどに入れられ、氷などが添えられて供される場合もあります。
見た目にも涼し気で、食べてもひんやりして心地よく、しかも、冷たいのに美味しくいただけるポタージュに驚かれる方も多いことでしょう。